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「簡易モーフィング」というスクリプトを使って、画像を徐々に変化させる方法を解説します。
「モーフィング」とは
モーフィングとは、ある画像から別の画像へ自然に変形していく映像のことです。
「簡易モーフィング」というスクリプトを導入すると、モーフィング機能を使えるようになります。
スクリプトのダウンロード&インストール
ダウンロード方法
スクリプト置き場へ行き、「簡易モーフィング」の項目から「DL」をクリックしてダウンロードします。
項目を見つけられない場合は、Ctrl + F でページ内検索してください。
インストール方法
ダウンロードしたフォルダ内の「@モーフィング.anm」を、scriptフォルダに移動、もしくはコピーします。
※scriptフォルダがない場合は、右クリック→「新規作成」→「フォルダー」から作成してください。
scriptフォルダ内で、さらにフォルダ分けしても構いません。
使い方
モーフィング
変化前の画像を設定
変化前の画像をタイムラインに追加します。
アニメーション効果を追加して、「モーフィング-ポイント指定@モーフィング」を選択します。
- 「ポイント数」の数値を上げる
- 「ポイント表示」にチェックを入れる
メインウィンドウで番号をドラッグして、「目・鼻・口・輪郭」など、ポイントになる所に配置します。
1~4は四隅に配置されており、動かすことはできません。
ポイント数が足りない場合
「ポイント数」をさらに増やすこともできます。
もうひとつアニメーション効果を追加して、「モーフィング-ポイント追加@モーフィング」を選択します。
こちらから、ポイント数を増やせます。
変化後の画像を設定
- オブジェクトを複製して上下に配置
※ Ctrl + D で真下に複製できます。 - 上のレイヤーを非表示にする
複製したオブジェクトを選択して、「参照ファイル」をクリック。
変化後の画像を選択して、「開く」をクリック。
「画像番号」を「2」にします。
メインウィンドウで番号をドラッグして、「目・鼻・口・輪郭」など、ポイントになる所に配置します。
変化前・変化後の画像を透明にする
変化前と変化後の両方の
- 「透明度」を「100」にする
- 「ポイント表示」のチェックを外す
モーフィングを表示させる
図形オブジェクトを追加して、変化前・変化後の下に配置します。
アニメーション効果を追加して、「モーフィング-表示@モーフィング」を選択します。
「変化度」をクリックして、「直線移動」を選択します。
開始位置の数値を「0」、終了位置の数値を「100」にします。
再生してみましょう。
このように、モーフィング動画を作ることができます。
モーフィング(輪郭)
画像の輪郭をモーフィングさせることもできます。
変化前・変化後の画像を上下に配置します。
変化前の「透明度」を「100」にします。
変化後のオブジェクトにアニメーション効果を追加して、「モーフィング(輪郭)-表示@モーフィング」を選択します。
「設定」をクリック。
「変形前画像レイヤー」に、変化前の画像を配置しているレイヤーの番号を入力します。
「変化度」をクリックして、「直線移動」を選択します。
開始位置の数値を「0」、終了位置の数値を「100」にします。
再生してみましょう。
このように、輪郭をモーフィングさせることができます。
「モーフィング動画の作り方」は以上です。
お読みいただき、ありがとうございました。
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