【AviUtl】オブジェクトの設定を保存する方法(初期値・エイリアス・オブジェクトファイル)

【AviUtl】オブジェクトの設定を保存する方法(初期値・エイリアス・オブジェクトファイル)

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無料動画編集ソフト「AviUtl」で、オブジェクトの設定を保存する方法を解説します。

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※この動画は「CeVIO さとうささら」を使用しています。

AviUtlには、設定ダイアログの数値などの「オブジェクトの設定」を保存する機能があります。よく使うオブジェクトの設定を保存しておくことで、編集効率を大幅に上げることができます。

保存できるオブジェクトの設定は以下の3つです。

  • オブジェクトのデフォルトの設定「初期値」
  • 1つのオブジェクトの設定「エイリアス」
  • 複数のオブジェクトの設定「オブジェクトファイル」

では「AviUtlでオブジェクトの設定を保存する方法」を解説していきます。

よろしくお願いします。

初期値(オブジェクトのデフォルトの設定を変更する方法)

初期値とは

オブジェクトを追加したときのデフォルトの設定(項目の数値など)は、オブジェクトごとに決まっています。

AviUtl 初期値とは

設定ダイアログ上で右クリック「設定の初期化」をクリックすると、オブジェクトの設定をデフォルトの状態に戻せます。

このデフォルトの設定(初期値)を変更できます。

テキストオブジェクトの「フォントの種類・テキストの中心位置」などを変更しておくと便利です。

初期値の変更方法

AviUtl 初期値の変更方法

設定ダイアログの数値などを、初期値にしたい設定に変更します。

AviUtl 初期値の変更方法

設定ダイアログ上で右クリック「設定の保存」「現在の設定を初期値にする」をクリックします。

AviUtl 初期値の変更方法

新たにオブジェクトを追加すると、保存した設定が初期値になっています。

テキストを入力している場合や、ファイル(動画・画像・音声)を読み込んでいる場合は、それも保存されます。

エフェクト(フィルタ効果)の初期値も変更できます。

関連 エフェクトの使い方

初期値を元に戻す方法

変更した初期値のデータは、AviUtlフォルダの中にEXCファイルとして保存されています。

AviUtl 初期値を元に戻す方法

EXCファイルを削除すれば、AviUtl導入時の初期値に戻ります。

エイリアス(1つのオブジェクトの設定を保存する方法)

エイリアスとは

エイリアスを作成すると、以下の設定を保存できます。

  • 設定ダイアログの数値
  • 追加しているエフェクト
  • オブジェクトの長さ
  • 中間点

よく使う素材や設定がある場合は、エイリアスを作成しておくと便利です。

エイリアスの作成・追加

エイリアスの作成方法

AviUtl エイリアスの作成方法

設定ダイアログの数値やオブジェクトの長さなどを、保存したい状態に設定します。

AviUtl エイリアスの作成方法

オブジェクトを右クリック「エイリアスを作成」をクリックします。

AviUtl エイリアスの作成方法

エイリアス名と格納フォルダを入力して、「OK」をクリックします。

エイリアスの追加方法

AviUtl エイリアスの追加方法

タイムライン上で右クリック「メディアオブジェクトの追加」「格納フォルダ」「エイリアス名」をクリックすると、先ほど保存したオブジェクトが追加されます。

AviUtl エイリアスの追加方法

フィルタオブジェクトのエイリアスの場合は、「フィルタオブジェクトの追加」にカーソルを合わせるとエイリアスが表示されます。

エイリアスを削除・名前の変更・別のフォルダへ移動

作成したエイリアスのデータは、AviUtlフォルダの中に「格納フォルダ → EXAファイル」として保存されています。

AviUtl エイリアスを削除・名前の変更・移動する方法

格納フォルダか、中に入っているEXAファイルを削除すれば、エイリアスが削除されます。

名前の変更や、別のフォルダへ移動などもできます。
※変更を反映させるには、AviUtlを再起動する必要があります。

オブジェクトファイル(複数のオブジェクトの設定を保存する方法)

オブジェクトファイルとは

AviUtlの編集プロジェクトのデータは「AUPファイル」として保存されていますが、このAUPファイルを複数つなぎ合わせることはできません。(別の動画の素材としては使えない

AviUtl オブジェクトファイルとは

オブジェクトファイルを使えば、タイムライン上にある全オブジェクトの設定(数値・位置・エフェクト・中間点など)を保存できます。(別の動画の素材として使える

オープニングやエンディングなど、よく使うシーンを保存しておくと便利です。

オブジェクトファイルの保存方法

AviUtl オブジェクトファイルの保存方法

タイムライン上で右クリック「ファイル」「オブジェクトファイルのエクスポート」をクリックします。

AviUtl オブジェクトファイルの保存方法

ファイル名を入力して「保存」をクリックすると、複数のオブジェクトをEXOファイルとして保存できます。

オブジェクトファイルの追加方法

AviUtl オブジェクトファイルの追加方法

タイムライン上で右クリック「ファイル」「オブジェクトファイルのインポート」をクリックします。

AviUtl オブジェクトファイルの追加方法

EXOファイルを選択して「開く」をクリックすると、保存した複数のオブジェクトを追加できます。

EXOファイルをタイムラインにドラッグ&ドロップして追加することもできます。

「AviUtlでオブジェクトの設定を保存する方法」は以上です。

ありがとうございました。

コメント

  1. ななもこ より:

    エイリアス作成しようとすると、「書き込みに失敗しました」といった表示が出るのですが、何か原因等、心当たりありましたらご教授いただきたいです。
    aviutilはpc本体にダウンロードしており、pc本体の容量もかなり余裕あります。

    ※本名は伏せさせていただきます。申し訳ございません。

    • 創作日和創作日和 より:

      エイリアスの書き込みに失敗というのは聞いたことがありません。
      格納フォルダやexaファイルが作成されているのであれば問題ないと思います。

  2. 匿名 より:

    こんにちは。解説ありがとうございます。
    質問なのですが、例えばオブジェクトファイルをlayer3にインポートしたい場合でもlayer1にインポートされてしまうのですが、どうすればlayerにインポートすることができますか?