無料で多機能な動画編集ソフト「AviUtl」
AviUtl本体とプラグインの「導入方法」を解説します。
AviUtl本体と拡張編集プラグイン:AviUtlのお部屋
▼入力プラグイン
L-SMASH Works:RePOPn
DirectShow File Reader:AviUtl実験室
▼出力プラグイン
かんたんMP4出力:プログ
x264guiEx:rigayaの日記兼メモ帳
準備(フォルダ作成)
AviUtlの保存フォルダを作成

AviUtlを保存したい場所で右クリック→「新規作成」→「フォルダー」をクリック。

フォルダ名はなんでも構いませんが、この記事では「AviUtl」としておきます。
Pluginsフォルダを作成

作成したAviUtlフォルダ内に、「Plugins」というフォルダを作ります。
AviUtl本体と拡張編集プラグイン

AviUtl本体 = メインウィンドウを使用するのに必要
拡張編集プラグイン = タイムラインや設定ダイアログを使用するのに必要
ダウンロード

AviUtlのお部屋へ行き、「aviutl110.zip」「exedit92.zip」をダウンロードします。
※バージョンの更新により数字が異なる場合があります。
インストール

ダウンロードしたフォルダ内に入っている全てのファイルを、項目1で作成したAviUtlフォルダに移動、もしくはコピーします。
タイムラインを表示させる

AviUtlのアプリをダブルクリック。

「設定」→「拡張編集の設定」をクリックすると、タイムラインが表示されます。
「拡張編集の設定」が表示されていない場合は、拡張編集プラグインが正しく導入できていません。
- セキュリティソフトを停止させて導入し直す
- 削除されたファイルを復元する
※「セキュリティソフト名 復元方法」などで検索してください。 - ウィンドウの位置を初期化する
- 「aviutl.ini」を書き換える
入力プラグイン

AviUtlはデフォルトの状態では「AVI」や「WAV」など、限られた形式のファイルしか読み込めません。
入力プラグインを導入すると「MP4」や「MP3」など、さまざまな形式のファイルを読み込めるようになります。
入力プラグインの種類はいくつかありますが、
- L-SMASH Works
- DirectShow File Reader
のどちらかを導入しておけば、大抵のファイルは読み込めるようになります。
とりあえず「L-SMASH Works」を導入して、それでも読み込めないファイルがある場合は、「DirectShow File Reader」を導入することをおすすめします。
L-SMASH Works
ダウンロード

RePOPnへ行き、「L-SMASH Works r940 release1」をダウンロードします。
※バージョンの更新により数字が異なる場合があります。
インストール

ダウンロードしたフォルダ内の「lwcolor.auc」「lwdumper.auf」「lwinput.aui」「lwmuxer.auf」を、項目1で作成したPluginsフォルダに移動、もしくはコピーします。
導入できているか確認

「ファイル」→「環境設定」→「入力プラグイン優先度の設定」をクリック。

こちらに、「L-SMASH Works File Reader」が表示されていることを確認しましょう。
「L-SMASH Works File Reader」が表示されていない場合は、正しく導入できていません。
- セキュリティソフトを停止させて導入し直す
- 削除されたファイルを復元する
※「セキュリティソフト名 復元方法」などで検索してください。 - どうしても導入できない場合は、別の入力プラグイン(DirectShow File Reader)を導入する
DirectShow File Reader
ダウンロード

AviUtl実験室へ行き、「ds_input026a.lzh」をダウンロードします。
インストール

展開させたフォルダ内の「ds_input.aui」を、項目1で作成したPluginsフォルダに移動、もしくはコピーします。
導入できているか確認

「ファイル」→「環境設定」→「入力プラグイン優先度の設定」をクリック。

こちらに、「DirectShow File Reader」が表示されていることを確認しましょう。
「DirectShow File Reader」が表示されていない場合は、正しく導入できていません。
- セキュリティソフトを停止させて導入し直す
- 削除されたファイルを復元する
※「セキュリティソフト名 復元方法」などで検索してください。 - どうしても導入できない場合は、別の入力プラグイン(L-SMASH Works)を導入する
出力プラグイン

AviUtlはデフォルトの状態では、AVI形式でしか動画を出力できません。
出力プラグインを導入すると、MP4形式で出力できるようになります。
出力プラグインの種類はいくつかありますが、
- かんたんMP4出力
- x264guiEx
のどちらかを導入しておくといいと思います。
かんたんMP4出力 = 導入や使い方は簡単、出力時に設定できる項目は少ない
x264guiEx = 導入や使い方は面倒、出力時に設定できる項目は多い
特別なこだわりがない場合は「かんたんMP4出力」、設定にこだわりたい場合は「x264guiEx」を導入することをおすすめします。
かんたんMP4出力
ダウンロード

プログへ行き、「easymp4.zip」をダウンロードします。
Windows7をお使いの方は、一番下の「easymp4_win7.zip」をダウンロードしてください。
インストール

ダウンロードしたフォルダ内の「easymp4.auo」を、項目1で作成したPluginsフォルダに移動、もしくはコピーします。
導入できているか確認

タイムライン上で右クリック→「新規プロジェクトの作成」をクリック。

「OK」をクリック。

「ファイル」→「プラグイン出力」→「かんたんMP4出力」が表示されていることを確認しましょう。
「かんたんMP4出力」が表示されていない場合は、正しく導入できていません。
- セキュリティソフトを停止させて導入し直す
- 削除されたファイルを復元する
※「セキュリティソフト名 復元方法」などで検索してください。 - どうしても導入できない場合は、別の出力プラグイン(x264guiEx)を導入する
x264guiEx
ダウンロード

rigayaの日記兼メモ帳へ行き、右サイドバーの「x264guiEx 2.xx」をクリック。
※アクセスできない場合は、隣の(ミラー)をクリック。

Googleドライブのページが開きます。
こちらを右クリックして、「ダウンロード」をクリック。

OneDriveのページが開いた場合は、こちらをクリックしてダウンロードしてください。
インストール

ダウンロードした圧縮フォルダを展開させます。

展開させたフォルダ内の「auo_setup」をダブルクリック。

- 「…」をクリック
- AviUtlのフォルダを選択
- 「OK」をクリック

「次へ」をクリックすると、インストールが開始されます。
導入できているか確認

タイムライン上で右クリック→「新規プロジェクトの作成」をクリック。

「OK」をクリック。

「ファイル」→「プラグイン出力」→「拡張 x264 出力」をクリック。
「拡張 x264 出力」が表示されていない場合は、正しく導入できていません。
→ インストールに失敗するときの対処法

「ビデオ圧縮」をクリック。

こちらのファイルが指定されていることを確認しましょう。
もし空欄になっている場合は、横の「…」をクリックしてファイルを指定してください。ファイルの場所は以下の通りです。
- 「AviUtl」→「exe_files」→「x264」
- 「AviUtl」→「exe_files」→「ffmpeg」
- 「AviUtl」→「exe_files」→ 上から「remuxer」「timelineeditor」「muxer」
※これらのファイルがない場合は、正しく導入できていません。
インストールに失敗するときの対処法
- セキュリティソフトを停止させて導入し直す
- 削除されたファイルを復元する
※「セキュリティソフト名 復元方法」などで検索してください。 - しばらく時間を置いてからもう一度試す(1日~3日)
※相手側のサーバーが落ちているということもあります。 - Appleの「iTunes」か「QuickTime」をインストールしてから導入し直す
- 「7-Zip」などの解凍ソフトをインストールしてから導入し直す
- 古いバージョンのインストーラーを使う(1つ前か2つ前のバージョン)
- 手動で導入する
関連 x264guiEx 2.xx 導入 (手動) - どうしても導入できない場合は、別の出力プラグイン(かんたんMP4出力)を導入する
古いバージョンのインストーラーを使う場合

出力プラグインをダウンロードしたときのページの「x264guiEx_2.xx」の中に、古いバージョンが保存されています。
※末尾の数字が小さいものほど古いバージョンです。
出力プラグインがなくても…
出力プラグインがなくても
- AviUtlで動画編集はできます。
- AVI形式であれば動画を出力できます。
- AVI形式で出力した動画を、別のソフトでエンコードするという方法もあります。
- AVI形式のままでも、大抵のプレイヤーで再生できます。
- AVI形式のままでもYouTubeに投稿できます。

「AviUtlの導入方法」はこれで以上です。
お読みいただき、ありがとうございました。